女性の睡眠
女性の睡眠問題を解決する方法
女性は女性ホルモンの影響を大きく受けるため、よく眠れないと悩む方も多いです。
女性ホルモンと睡眠にはどのような関係があるのでしょうか?女性の睡眠問題のヒントや解決策を紹介します。
●女性の睡眠問題でよくあるもの
女性でこんなお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
- ・仕事や育児で疲れてるのによく眠れない
- ・入眠にものすごい時間がかかる
- ・寝ているはずなのに朝スッキリ目覚めることができない
- ・日中働いている時にあくびばかり出て眠い
- ・朝までぐっすり熟睡できたことがない
- ・若い時は睡眠で悩んだことがないのに、中年になってから不眠傾向になってきた
- ・やっと眠れても3時間後には目が覚めてしまう
- ・眠らなきゃ!と焦るほど眠れなくなる
- ・明け方になってようやくウトウトしてくるものの、早朝の生活音で起こされる
働く女性や育児に奮闘する女性。日々大変でお疲れだと、夜中いびきをかく方もいるはずです。
疲れているのによく眠れなくてスッキリしない女性もいるはずです。女性は女性ホルモンの影響も大きいです。睡眠障害でお悩みの女性は、ひょっとすると女性ホルモンが減少しているせいかもしれません。
●睡眠障害になるのは女性ホルモンが関係してた?
女性ホルモンは睡眠にも大きく関わっています。
あまり自覚はないでしょうが、睡眠障害になる女性の多くは、女性ホルモンのバランスが崩れています。
というのも、更年期外来を受診した閉経前後の年齢の女性の半数以上が、不眠に悩んでいるという結果が報告されています。女性は閉経前後になると女性ホルモンが急激に減少し、
バランスが崩れます。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類あるのですが、この2つは睡眠とも深い関わり合いがあります。
女性ホルモンが減少すると、寝つきが悪くなる、眠りが浅くなるなどのトラブルが生じやすくなります。
●女性ホルモンの減少によってこんな睡眠トラブルが出てきます
睡眠トラブルには、次の4つのタイプが考えられます。
- ・熟眠障害…睡眠時間はバッチリとっているのに、熟睡できた感覚がない
- ・中途覚醒…起床までに何度も目が覚める
- ・入眠困難…布団に入ってもなかなか眠れない
- ・早朝覚醒…起床予定時間の2時間以上も前に起きて眠れない
年齢とともに女性ホルモンはどうしても減ってくるため、ホルモンバランスの乱れで睡眠障害が起きるのは仕方ないことです。
しかし、少しでも気持ちよく眠りたいはずです。そのためにできることを紹介していきます。
●女性が睡眠障害を克服するためにできる対策
睡眠外来に行くのもいいですが、セルフでも次のような取り組みにより、これまでより快適な睡眠がとれるでしょう。
- ・15時以降はカフェインを控える
- ・就寝1時間前にじっくりお風呂につかる
- ・寝る直前にテレビやスマホ、パソコンを使用しない
- ・腹式呼吸を心掛ける
- ・就寝前にホットタオルでまぶたを温める
- ・耳たぶの裏をホットタオルで温める
ストレスがあると呼吸が浅くなり、眠りに適さない状態になります。腹式呼吸でゆっくり呼吸し、心拍数や脈拍を落ちつけてから眠ると快適に眠りやすいです。