睡眠によい部屋づくり | 不眠症睡眠障害病院・治療院

睡眠によい部屋づくり

睡眠によい部屋づくりの方法とは

睡眠にお悩みをお持ちではないですか。よく眠れないのは明るさや音、湿度や寝具など、物理的な問題が関係しているかもしれません。睡眠によい部屋づくりを紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

●こんな症状でお困りではないですか?

このようなお悩みがあれば、不眠症の傾向があります。

睡眠不足だと生活の質が落ちてしまいます。
睡眠不足になる原因は多数考えられますが、その一つには部屋が睡眠に適していないことも考えられます。
つまり、物理的な要因から睡眠の質が妨げられているのです。快眠につなげるためには、気持ちの良い環境作りが求められます。部屋が快適でないと、睡眠の質が落ちるのは当然です。

●睡眠の質を低下させる部屋とはどんな部屋?



よく眠れないのは寝室に問題があるかもしれません。例えば次のような部屋は、睡眠の質を落す原因となるでしょう。

テレワークや在宅ワークで、日中活動している場を寝室にしている場合、「ここは寝るためだけの部屋」という意識が薄れてしまい、精神的に眠りにつきにくくなります。日中活動する場と寝室は別にしたほうがいいでしょう。

ベッドが窓に近い位置にあると、外気を感じやすく体が冷えます。冷えると睡眠の質は落ちてしまうため、窓からは10センチ以上離して設置しましょう。

かといって壁に近すぎるのも、隣室がある場合は生活音が気になって眠れないことがあります。角部屋ならいいですが、隣室と接している場合は壁からもベッドの位置は離したほうがいいでしょう。

当然ですが、部屋が明るいと眠りにくくなります。

とはいえ、実は真っ暗闇で寝ればいいというわけでもありません。一切の明かりを消して真っ暗にすると、心理的な不安を感じやすくなりますし、夜中トイレに立つ時も危ないです。

音が50デシベル以上になると、過半数の人が眠りを妨げられるといわれています。50デシベルとはどれくらいの騒音レベルかというと、テレビの音やエアコンの音などです。

とはいえ、光と同様で一切の音をなくすほどいいわけではありません。

静かすぎると刺激が少ないため、些細な音に敏感になってしまうというデメリットがあります。逆に不安や緊張が煽られ、寝つきが悪くなる人もいます。

寒すぎると血管が収縮するため、体は頑張って体温を上げようとします。

反対に、暑すぎる部屋だと体内の熱が発散されにくくなるため、快眠とはほど遠くなります。

湿度が高いと不快度指数も高くなります。加湿器やエアコンの除湿機能を使って上手に湿度を調整する必要があるでしょう。

●睡眠によい部屋とはどんな部屋?

睡眠によい部屋づくりをするには、どうすればいいでしょうか。下記をご参考ください。

人の声は眠りの質を落とすため、歌やテレビをかけっぱなしで寝るのはおすすめしません。
寝る前に音楽を聴くのはいいですが、リラックスできる癒やし系の音楽に限定しましょう。

マンションにお住まいで、隣から聞こえてくる生活音がどうしても気になる場合は、遮音・吸音材を使うと効果的です。内窓で二重窓にしたり、遮音カーテンを取り付けたりもいいでしょう。断熱効果も高まります。

部屋の中がうっすら見えるくらいの明るさがいいです。一切暗くすると逆に眠りの質が低下しますから、豆電球やフットライト、間接照明をつけたまま眠るのもおすすめです。

ベッドの中は33℃前後だと好ましいです。室温は季節によって異なりますが、13~29℃がベストでしょう。

湿度については、50%~60%が適しています。

●睡眠を促す寝具の選び方



マットレスは柔らかすぎても硬すぎてもいけません。通気性がよく、気温によって硬さが柔軟に変わるマットを選ぶといいです。

ベッドパッドを選ぶ時は、吸湿性と蒸散性の高いウールがおすすめです。掛け布団は吸湿性と放湿性に優れたタイプだと快適に眠れます。